◆ 無痛内視鏡の意義 ◆


大腸内視鏡を無痛で行うには、鎮静剤の静脈内投与と熟練した内視鏡技術を組み合わせることが必要です。

使用する薬剤は3種類

1.

ブスコパン 腸管の動きを止める鎮痙剤

2.

オピスタン モルヒネ系の麻薬で鎮痛剤

3.

ドルミカム 意識を低下させる鎮静剤



 上記薬剤の投与により、内視鏡検査中の患者様の意識レベルは低下し、名前の呼びかけに応えるのがやっとの状態になります。

 薬剤投与の鎮痛効果により、曲がっている腸管を内視鏡が通過する際の痛みをかなり軽減することができます。しかし、薬剤のもたらす効果は麻酔薬と異なり、完全に意識が無くなるわけではありません。従って、無痛になるためには医師の熟練した技術が非常に重要になります。曲がりくねった腸内に硬いスコープを押し込む、というより、腸内をたぐりよせる技術により腸管を短縮して深部に挿入するので、痛みの発生がきわめて少ないのです。

 また、内視鏡の事故で最も多いのが、大腸内視鏡の腸管穿孔です。腸管穿孔は経験の不足している医師の引き起こす、純粋に技術的な事故です。このような事故を未然に防ぐためにも、経験豊富な専門医の検診を受けたいものです。

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